身体を知る

自律神経ってなに?という疑問に本気で答えてみる1

    目次

    とくかく整えろっていわれる「自律神経」ってなんなのよ!?というあなたへ

    テレビや新聞雑誌の健康についての話題やトピックに何かとついて回る
    「自律神経」

    こいつが調子狂うととにかく体がおかしくなるといわれる
    「自律神経」

    そういえばエイチなんちゃらとかいう鍼灸院でも熱く語ってる
    「自律神経」

    でも何って聞かれると「なんとなく狂うとヤバい」くらいのイメージしかない
    「自律神経」

    そんなあなたがこの記事を読んでいただくと
    友人やお子様から
    「自律神経って何?」
    って急に話を振られても
    一切心拍数が上がらずスラスラ答えられるようになります。

    そして、自律神経についての理解は
    あなたの健康づくりのヒントに大きくかかわりますので
    ぜひここで得られた知識を日々の生活に生かしていただければ幸いです。

    その1では、基本的に自律神経とはどういうものかについてお伝えします。

    自律神経はどこにある?

    自律神経は「自律神経系」という調整システムを構成している神経です。
    コントロール中枢は脳の「脳幹」という部分にあります。


    そして、この脳幹から全身に張り巡らされているケーブルは2種類あり
    それが「交感神経」「副交感神経」とよばれます。

    自律神経系とは「内臓の働きをコントロール」している神経

    自律神経は何をやっているかというと、一言でいえば
    「内臓の働きや身体の中で起こる様々な化学的活動をコントロールしている」神経です。

    全体の神経のしくみの中で示すとこんな感じです

    これを見ると自律神経の働きがおかしくなるって
    すごく大変なことであることがよくわかりますね…

    自律神経に休みはないのです

    運動神経や感覚神経は動かなかったり感覚刺激を受けなければOFFですが、

    自律神経は常に信号が止まらずに脳から発しています。

    そりゃそうです。内臓が止まったら死んじゃいますから。

    また、自律神経のコントロールはほかの神経と違い2つの神経がやっています。
    これはちょうど車のアクセルとブレーキの関係と同じです。

    アクセルの役目をやっているのが「交感神経」
    ブレーキの役目をやっているのが「副交感神経」

    人間の脳は常にこの2つの神経の信号に適切な強弱をつけて、
    その時々の状態や環境に合わせたエンジンの回転数(身体の働き)を
    調整しているんです。

    自律神経の働きが狂っている状態とは?

    自律神経の働きが不調を起こすとはどのような状態でしょうか?

    先ほどのように自律神経のコントロールを車のアクセルとブレーキで
    例えてみましょう。

    車のトラブルで例えるならば…

    ・ブレーキを踏んでも全然効かなくてスピードが落ちない!
    ・アクセル踏んでも全然エンジンの回転が上がらない!
    ・ちょっとアクセル踏むと一気にエンジンの回転が上がる!

    …どのケースもすぐにでも車屋さんに見てもらった方がよさそうなケースですが

    自律神経の不調は上記のようなことが内臓の働きに起こります。

    そりゃぁ、内臓も代謝も免疫もしっちゃかめっちゃかです。
    暴れ馬です。
    リコール事案です。
    そのまま運転してるといずれ大事故につながります。

    ご理解いただけたでしょうか…

    自律神経をなんとなくざっくりととらえていた方も
    具体的にどんな働きをしているのか
    しっかりイメージできたのではないでしょうか?

    まとめると…

    1. 自律神経は内臓の働きや代謝・身体で起きる化学作用などを調整している神経システム。
    2. 脳の脳幹ってところに中枢がある。
    3. アクセル役の「交感神経」ブレーキ役の「副交感神経」が常に車のスピードを調整するように
      働いている。

    …以上がわかっていただければハナマルです。あなたはえらい!
    パート2は
    「どのように脳は自律神経をコントロールしているのか」
    です。

    これが理解できると自律神経の働きを整えるヒントが見えてきます。
    ぜひ引き続き目を通していただければ幸いです。