「鍼灸の効果なんて信じてない」と本気で思っていました。
しかも、鍼灸の免許を取得した後にです。
そもそも私は、整体術、つまりは手で行う治療家を目指していました。
しかし残念ながら日本には整体術についての公的な資格はありません。
「これから生業としていく上で、しっかりとした勉強も資格もないのに人の体を触るのは無責任だ」
そう考え、取得したのは東洋医学のカリキュラムがしっかりとした鍼灸の免許でした。
決して鍼灸師になろうと思って資格を取らなかったのです。
でも、整体術の効果に限界がみえてきたんです
その後、鍼灸師として勤務しましたが、もっぱら整体術のほうをメインに患者様に対応してきました。
一応鍼灸治療の経験も積んではいましたが、これといった効果の手ごたえはありませんでした。
そんなある日、当時の勤務先で新しい患者様の担当につくことになりました。
その方はパーキンソン症候群に併発して体のあちこちに体の痛みがある方でした。
全然ダメでした。
手で行う施術のみだと、その場で少し楽になったかな?程度しか効果があげられませんでした。
その時に見出したのがYNSAでした
YNSAについては、それ以前にセミナー講師としての仕事をしていた際ご縁があった
現在YNSA学会公認インストラクターの歯科医師 丹羽 祐子先生からその存在を聞いていました。
その当時は「そんな治療法もあるのか」ぐらいの認識でしたが、
脳血管障害の後遺症やパーキンソン病に効果を上げているということなので、
「試してみてもいいか…」と思い至りました。
そして初めて「鍼灸が効く!」と実感しました
初めてのYNSAを試したのは自分自身にです。
YNSAは頭部に治療点があるので、自分で自分にハリが刺せます。
ちょうどそのとき首がつらかったので、自分で治療点を検索し刺してみました。
効きました。人生で初めて「鍼灸が効いた」実感を得ました。
そしてこう考えたのです。
「患部に直接刺激をしてないのに体が変化を起こした」ということは
「全身のバランスや、中枢神経系に変化が起きた結果として症状が変化した」ということではないか。
今まで整体術で患者様の体の外から手で全身のバランスを整えていたものが
YNSAだと体の中枢から全身に変化が起きるのではないか。
それからは必死にYNSAの習得・実践をしました
資料を自分で取り寄せ、臨床で実践しました。
すると、今までなかなか変化が出なかった患者様の症状が1回で変化したり
難しい症状の患者様にも対応できるようになってきました。
その後脳血管障害の後遺症の方や、パーキンソン病の方もお身体を診させていただき
歩行動作や生活動作の改善につながる事例も多数得ることができました。
また、心身症や自律神経の問題で起きる不定愁訴の方の施術でも症状改善につなげることができました。
そして、h+. エイチプラスはり灸院を立ち上げました
あまり自分で開業する意識は持っていませんでしたが、
どうしても勤務環境で理想の施術を行うことが難しくなりました。
自分の力を100%発揮して患者様に向かい合う環境が欲しいと感じました。
そして、私と妻の実家に近い米子市で開業を決意いたしました。
h+. に込められた思い
当院にご縁があった患者様へ
happy 体に痛みや辛さがない幸せをプラス
hope 健康に関する悩みを解決する希望をプラス
healthy life 健康な日々を維持する為に
専門家からのアドバイスとサポートをプラス
そして、身体のつらさやお悩みにピリオドを打つ治療院を目指します。
special thanks
YNSAを知るきっかけを作っていただいた
医療法人社団橋本会 橋本歯科医院 丹羽 祐子先生
YNSA創始者
医療法人愛鍼会 理事長 山元 敏勝先生
YNSA習得や臨床研修など、大変お世話になった
神奈川県横浜市 てっぺんのはり 遠山 繁先生
立ち上げに際し、様々なご支援をいただいた関係者の皆様と家族一同
そして、店舗コンセプトや「h+.」の名前・ロゴデザイン原案を提案してくれて、
いつも支えてくれる妻へ