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鍼灸には鍼灸しかできないことがある!
現代科学が証明する鍼灸の作用とは?
整体や接骨院・マッサージにカイロプラクティック等々・・・
現在大変多くの治療院やサロンが街にあふれています。
様々な施術メニューがあふれている中で、当院は「鍼灸」を中心とした
施術を行っています。
でも、実のところ私は整体術をやっていた期間も長いので
単に施術するだけなら整体の治療院でもやれました。
そんな私が鍼灸をあえて施術の中心にしている理由をお伝えします。
鍼灸は、現代科学の力で中枢神経(脳)に作用することがわかっている
皆さんは鍼灸やマッサージ・整体のような施術が
実際身体にどんな作用を起こしているのかって気になりませんか?
実際私もすごく気になりますし、かなり施術法ごとの作用メカニズムの勉強もしてきました。
自分で説明が全くつかなことを患者様に施すのってすごく無責任だと思ったからです。
でも、そんなこと治療院の先生に聞いてもはっきりとしたことを教えてくれる人は
長く業界にいる中でもホントに少ない様に思います。
しかし、ご安心ください。
鍼灸は世界的に医学研究が進んでいる伝統医療の分野です。
その中には
「はりを身体に刺すとどのようなことが起きるのか」
現代医学の検査機器を駆使して観察する試みもなされています。
その結果わかってきたことの一つに
はりを特定のツボに刺すと
脳の特定の領域が活動する
という事でした。
fMRIという機械で脳の血流や活動を
リアルタイムで見ることができるのですが
fMRIで測定しながらはりを身体に刺したところ
その結果「痛み・ストレス・自律神経調節」に関する領域が
反応していることが観察されました。
↓※こちらがその論文です。英語ですがもしご興味があればどうぞ~
無料で全文ダウンロードできます。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22496739/
2012年に発表されたこの論文以降も様々な研究報告によって
鍼灸が脳に作用していることが示唆されています。
ちゃんと自律神経に作用すると研究観察されているのは鍼灸だけ
よく皆さんも「自律神経を調整します」などという表現を
様々な治療院で見たことがあるかもしれません。
ですが、はっきり言います。
鍼灸・マッサージ・整体などの各種療法の中で
鍼灸以外で脳の自律神経中枢への作用について観察されているのを
医学論文で読んだことがありません。
アロマテラピーや一部の整体術も論文テーマとして取り上げられており
痛みの改善が確認されたという類の論文は読んだことがありますが
実際fMRIなどで脳に作用しているところが観察されたというものを読んだことがありません。
(もしあったらごめんなさい。訂正しますのでその際は優しくメッセージをいただけると嬉しいです)
そして、鍼灸については実際の施術の効果についても臨床実験で多くの報告が論文として挙がっています。
つまり、鍼灸は「医学的な根拠がある施術法」なのです。
なぜ自律神経の中枢に作用することが大切なのか
自律神経の調節は、慢性的な身体の不調以外にも実は
身体の痛みや姿勢のゆがみを改善するのにも重要であることがわかっています。
特に痛みの症状について気になる方はこちらの記事も目を通してみてください。
実際私も、整体だけの施術をやっていたころよりも鍼灸を中心に施術している今の方が
患者様の改善成績が明らかに良好です。
施術に結果を求めている患者様で、まだ鍼灸を体験されてない方は
是非一度試していただくことをおススメします。