耳鳴りは「キーン」「ジー」といった音が聞こえ、周囲には聞こえないため、本人だけが強いストレスを感じやすい症状です。特に静かな環境や就寝前に気になりやすく、睡眠不足や不安感につながることもあります。
検査で異常が見つからないケースも多く、どう対処すればよいのか分からず悩み続けている方も少なくありません。耳鳴りの改善には、耳そのものだけでなく、体全体の状態や神経の働きに目を向ける視点が重要になります。
目次
耳鳴りとは?まず知っておきたい基礎知識
耳鳴りとは、外部に音源がないにもかかわらず、音が聞こえるように感じる状態を指します。音の高さや種類、続く時間は人によって異なり、常に鳴っている場合もあれば、疲れたときや夜だけ強く感じる場合もあります。耳の病気が原因となることもありますが、実際には自律神経の乱れや血流の低下、首や肩の緊張が関係しているケースも少なくありません。まずは耳鳴りの基本的な特徴を理解することが大切です。
耳鳴りの主な症状と感じ方の違い
耳鳴りの感じ方には個人差があり、「キーン」「ジー」といった高い音、「ボワン」「ゴー」と響くような低い音など、さまざまな表現があります。片耳だけに起こる場合もあれば、両耳で感じる場合もあります。また、音の大きさが一定でないことや、日によって強弱が変わるのも特徴です。集中力の低下や睡眠の質の悪化、不安感を伴うことも多く、生活の質に影響を及ぼしやすい症状といえます。
検査で異常がなくても耳鳴りが続く
耳鼻科で検査を受け、「特に異常はありません」と言われたにもかかわらず、耳鳴りが続いている方は少なくありません。これは、画像検査や聴力検査では捉えにくい神経の興奮状態や、自律神経の乱れ、首肩の筋緊張が関係しているケースがあるためです。ストレスや睡眠不足、姿勢の崩れが重なると、音に対する感覚が過敏になり、耳鳴りとして自覚されやすくなります。
耳鳴りの種類と原因について
耳鳴りは音の種類や感じ方によって、いくつかのタイプに分けられます。タイプによって関係する要因が異なるため、自分の耳鳴りがどの特徴に近いかを知ることは重要です。耳の構造だけでなく、神経の働きや体調、ストレス状態などが影響していることもあり、原因は一つとは限りません。特徴を整理することで、適切な対策が見えやすくなります。
キーン・ジーと鳴る高音の耳鳴りの特徴
高音の耳鳴りは、「キーン」「ジー」といった金属音のような音として感じられることが多く、比較的よく見られるタイプです。聴覚神経の過敏状態や、ストレス、自律神経の乱れが関係しているケースが多いとされています。静かな場所ほど音が強く意識されやすく、就寝前に気になりやすいのも特徴です。精神的な緊張が続くと悪化しやすいため、神経の興奮を落ち着かせる視点が重要になります。
ボワン・ゴーと響く低音の耳鳴りの特徴
低音の耳鳴りは、「ボワン」「ゴー」と響くように聞こえるのが特徴で、耳の詰まり感や圧迫感を伴うことがあります。耳周囲の血流低下や、首・顎まわりの筋緊張が影響しているケースも少なくありません。また、疲労がたまったときや、天候の変化で強く感じる方もいます。体の循環や筋肉の状態を整えることが、改善の一助になる場合があります。
ストレスや自律神経と耳鳴りの関係
耳鳴りはストレスとの関係が深い症状の一つです。強い緊張状態が続くと自律神経のバランスが乱れ、音に対する感覚が過敏になります。その結果、普段は気にならない体内の音を強く意識してしまうことがあります。また、不安感が強いほど耳鳴りに意識が向き、悪循環に陥りやすくなります。心身の緊張を和らげることが重要なポイントです。
鍼灸で「耳鳴り」に対応できるのか
耳鳴りは原因が複合的なため、症状に合わせた多角的なアプローチが求められます。鍼灸は、筋肉の緊張をゆるめたり、自律神経の働きを整えたりすることで、体が本来持つ調整機能を引き出す施術です。耳だけに注目するのではなく、首や肩、全身の状態を整えることで、耳鳴りが起こりにくい体づくりを目指します。
首・肩・顎の緊張と耳鳴りの関係
首や肩、顎まわりの筋肉が緊張すると、頭部や耳周辺の血流が低下し、耳鳴りを感じやすくなることがあります。噛みしめや姿勢の崩れ、長時間のデスクワークが続くと、無意識のうちに負担が蓄積されます。鍼灸では、緊張している部位をやさしく刺激し、血流や筋肉の状態を整えることで、耳鳴りの軽減を目指します。
自律神経の乱れに対する鍼灸施術
ストレスや生活リズムの乱れによって自律神経が乱れると、耳鳴りが強く意識されやすくなります。鍼灸はリラックス反応を高め、過剰に緊張した神経の働きを落ち着かせる作用が期待されます。睡眠の質が改善したり、不安感が軽減することで、結果的に耳鳴りが気になりにくくなるケースもあります。
h+エイチプラスはり灸院の耳鳴りへの対応
耳鳴りは原因が一つではなく、体の状態や生活背景が複雑に関係していることが多い症状です。そのため当院では、耳だけを見るのではなく、首・肩の緊張、自律神経の状態、姿勢やストレス状況などを含めて総合的に評価します。鍼灸を中心に、整体や運動療法、神経へのアプローチを組み合わせることで、症状の軽減だけでなく再発しにくい体づくりを目指します。状態を確認しながら、無理のないペースで施術を進めていくことを大切にしています。
YNSA(山元式新頭鍼療法)による神経へのアプローチ
YNSA(山元式新頭鍼療法)は、頭皮にある特定の反応点を使い、神経系や全身のバランスを整える鍼治療です。耳鳴りや自律神経症状との相性が良く、刺激が非常にやさしい点が特徴です。服を脱がずに短時間で受けられるため、鍼が初めての方や刺激に不安がある方にも選ばれています。神経の過緊張が和らぐことで、耳鳴りの音が気になりにくくなるケースもあります。
整体・運動療法・CES療法を組み合わせた施術
耳鳴りが続く方の多くは、姿勢の崩れや体の使い方のクセが蓄積しています。そのため、鍼灸だけでなく、必要に応じて整体で関節や筋肉の動きを整え、簡単な運動療法で正しい体の使い方を身につけていきます。また、ストレスや睡眠の問題が強い場合には、CES療法(頭蓋電気刺激療法)を取り入れ、神経面からの回復もサポートします。複数の方法を組み合わせることで、改善の幅を広げていきます。
検査とカウンセリングを重視した施術プラン
初回はカウンセリングと検査に時間をかけ、耳鳴りが始まったきっかけや生活習慣、体の状態を丁寧に整理します。そのうえで、「なぜ耳鳴りが起きているのか」「どこに負担がかかっているのか」を分かりやすく説明し、施術内容や通院の目安を共有します。一方的に進めるのではなく、患者さんと相談しながらプランを組み立てることで、安心して通える環境を整えています。
よくある質問
耳鳴りで来院を検討されている方から、特に多く寄せられる質問をまとめました。
耳鼻科で異常なしと言われましたが通えますか?
はい、通院される方の中には、検査で異常が見つからなかったものの耳鳴りが続いているケースも多くあります。自律神経の乱れや首肩の緊張、生活習慣が関係している場合、体のバランスを整えることで変化が見られることがあります。医療機関での診断を踏まえたうえで、体のケアとしてご相談いただけます。
耳鳴りがずっと続いていても対応できますか?
長期間続いている耳鳴りでも、状態を確認したうえで対応しています。ただし、急激に悪化した場合や強い症状がある場合は、医療機関の受診を優先することもあります。無理のない範囲で、体への負担を抑えながら施術を進めていきます。
どれくらいで変化を感じられますか?
症状の程度や期間によって個人差はありますが、早い方では数回の施術で変化を感じることがあります。慢性的な耳鳴りの場合は、施術とあわせて生活習慣や姿勢の見直しを行うことで、徐々に音が気になりにくくなるケースが多いです。
耳鳴りを繰り返さない体を目指すために
耳鳴りは放置してしまうと、不安感や睡眠不足につながり、さらに症状を強く意識してしまう悪循環に陥ることがあります。原因を整理し、体の状態に合ったケアを行うことで、症状の改善と再発予防を目指すことが可能です。
薬だけに頼る前に、体全体を整えるという選択肢を知っておくことは、日常生活の質を高めることにもつながります。耳鳴りでお悩みの方は、無理をせず一度ご相談ください。




